鉄道模型シミュレーター(VRM)を紹介するホームページ「CaldiaのVRM Room」の更新情報と、Caldia本人の日常ぐだぐだ日記。
中国出張が一ヶ月伸びたので、我慢できずに新パソコンを構築。
コンセプトは「省エネと静音を両立させた高性能ミドルクラス」。
Ivy BridgeのCorei7-3770KをベースにZ77マザーとGeForce650という中の中なオーソドックス構成。
構成は以下の通り。
マザー | GA-Z77X-UD3H(Rev.1.0) |
CPU | Core i7 3770K |
メモリ | DDR3-1333 8GB(4GBx2) |
グラフィック | GeForceGTX650 |
電源 | SS-560KM |
ケース | Silencio 550 |
記憶装置 | CT128M4SSD2 |
サウンドカード | SE-90PCI |
◆マザー&CPU
当初はS型の省電力版やMicro-ATXマザーを考えていたが、K型i7とZ77マザーのセット価格が安かったのでこちらを購入。
K型+Z77マザーを購入した手前、オーバークロックをしないと始まらない。
というわけで倍率だけ気軽に上げて4.5GHzにしてみたがあっさり動いてしまった。
しかし自動的に電圧が1.5Vを超え、温度が80度を瞬時に超えてしまう。
ケース内の空冷ではとても冷却が間に合わないと判断したため、基本は4.0GHzで動作させることとする。
なお、負荷をかけていない状態は1.6GHz(0.9V)で動作するため、普段はとても低電力である。
◆メモリ
メインメモリは16GBから8GBにダウングレード。
後輩に8GBあげて新しく買うのを辞めた。
元々16GB入れていても10GBぐらい余っており、A9やVPCを使わない限り大丈夫。
RamDiskの容量を1GBに節約、内蔵グラフィックに1GBを割り当てて6GB運用。
平時は2GBを消費し、残り4GBはスタンバイに割り当てられる。
不足すると感じたタイミングで、別途8GBx2を購入する。
しかし、16GBが6000円切るとかいみわからない(笑
◆グラフィック
グラフィック関係はこのパソコンのコンセプトの最大の特徴となる。
内蔵グラフィックとビデオカードを協調運転させる特殊なソフト「Virtu MVP」を使う。
これにより通常時(動画再生含む)までは内蔵グラフィックのHD Graphics 4000が処理を担当し、高負荷のゲームやエンコード処理の場合のみGeForce650を動作させることができる。
3D Mark7などの「Virtu MVP」が最適化されている最新ソフトは協調運転もほぼ完全に動作するため、GPU単体の場合と比べ、性能が30~40%程度向上する。
非対応ソフトでの性能はビデオカード単体時の9割程度に留まるが、通常時の消費電力が大幅に軽減(GPU給電はカット)されるため、ビデオカードに余計な負荷が掛からないのが凄い。
◆記憶装置
補助記憶装置は流用したM4-128GB。
必要なインストール必須データ以外は全てNASに保存する。
今回からSATA3.0に対応したため、M4本来の性能を発揮。
IntelRSTの恩恵により、シーケンシャルリードは約500MB/s、ランダムリードも300MB/sオーバーに向上した。
ちなみにRST無効化にした場合、ランダムリードは270MB/sに低下するので、特に理由がない場合、RSTは導入するべきである。
いずれ今まで計測した記憶装置のベンチマークをホームページに公開したい。
◆ケース
ケースも初代から使い続けていたWindyからとうとう卒業し、クーラーマスターの550に変更。
USB3.0対応、ホットスワップ対応の前面パネル、床に配置するため使い勝手の良い上面フロントパネルなどがポイント。
エアフローも12cmファン2機が付いて冷却性能は向上しながらも静音性は更に向上するなど文句なしのレベル。
◆サウンドカード
サウンドカードもオンキョー製品を流用。
Z77はPCIスロットが非対応だったが別チップがカバーしており、動作も問題なかった。
ドライバはWindowsUpdateで入手できるので、ドライバーの追加インストールも不要だった。
◆総評
ということで、ほぼ現在あるPCの理想形に達したと感じている。
多分このデスクトップも2年以上は使い続ける気がする。
◆VRMチェッカー
チェッカーは負荷がかからないため、GPUチップの処理性能に直結する。
昨今のミドルクラスだとこのぐらい。
ちなみにCPUの内蔵グラフィック単体で実行した場合は16万程度だった。
これでも十分ゲームは可能。
次回はUSO800鉄道氏のマップを借りて実際に動かした様子をレポートする。(来週になりそうだけど:汗)