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slack diary

鉄道模型シミュレーター(VRM)を紹介するホームページ「CaldiaのVRM Room」の更新情報と、Caldia本人の日常ぐだぐだ日記。

見えてきた次世代パーソナルなコンピュータのカタチ

スマホが普及しだしてから幾年かが経過しました。
初期のスマホは既存技術を小さく詰め込んだり取捨選択して機能制限を掛けたものが主でした。
それが段々とユーザーのニーズや技術方針が定まってきて、スマートフォン専用に最適化された技術が台頭され始めています。

脈絡のない形になりますが、そういった技術方針というか、スマートフォンに詰め込まれていくであろうものを適当に書いていこうと思います。
半分以上はにわか知識の妄想なので、そこんとこよろしく。(笑

1.CPU
デスクトップPCでは6コア8コアは当たり前の時代になりましたが、スマホでは現在2コアが主流です。
今後もマルチコア化が進みますが、電力消費を抑えるため複合コアを搭載する方針になります。
スマホはパソコンと比べて24時間起動しているため、待機時間:操作時間の割合を比べると待機時間の方が
圧倒的に多くなります。現在のCPUは待機時はクロックダウンを行い電力消費量を抑えて動かすようにしていますが、
電力調節の上下限も限界があります。
そこでスマホでは高性能高消費電力なCPUと低性能省エネCPUを搭載し、待機時は高性能CPUに通電しないという方式が考えられています。
これの利点は高性能CPU側に複雑なクロック数調節機能を簡略化できるためコストを抑えられることと、
高クロック特化のアーキテクチャ設計が可能になることです。
また、省エネCPUは必然的にダイサイズも小さくなるため低電力以外に小型化にも貢献します。

2.メモリ
スマホのRAMメモリは現在1GBあたりが主流です。
気を付けなければならいないのは、ダイが高集積化すればポンポンと大容量メモリを載せられるわけではないということです。
ダイの微細化・小型化は必要ですが、RAMメモリは常に通電し続けなければならないため、搭載容量の設定は、ほぼ電力量と使用予想メモリ量の調節で決まります。
データの載っている部分にのみピンポイントで通電させるなど細かい電力調節が可能になれば低電力化は進められそうです。

3.ディスプレイ
iPhone4Sの画面が綺麗と呼ばれる理由に高解像度化があります。
高解像度化の技術は非常に難しいですが、画面は明るくなるし必然的に細かい文字でもはっきりと読めるようになるため、今後はどんどん高解像度かが進められていきます。
またディスプレイはタッチパネルの精度向上、更なる薄型化などの発展余地があるため、今後の性能向上に期待がもてます。
パソコンの液晶ディスプレイも、今後は4K2KやQFHDが主流になっていくことになります。

4.記憶領域
スマホはROMメモリとMicroSDとの併用が一般的です。
MicroSDは現在SDHCが主流で最大容量が32GBになっています。
SDHCは容量的にも通信速度的にもスマホには十分なので、あと半年から1年程度はこの流れが続くと思われます。
しかし上位互換であるSDXCカードも発売されてから結構な年数が経過しており、デジカメ分野では既に積極的に使用されているため、値段とニーズの兼ね合いによって、規格移行するのは時間の問題かと思われます。
その前にスマホのアプリがSDカードから自由に実行できる仕組みが必須ですが。

SSDも128~256GBが手頃な価格になるなどノートパソコンやウルトラブックを始め、普及率は順調に推移しています。
今後、家庭用NASが普及してくれば、パソコンにはSSD、NASやサーバにはHDDという住み分けが出てくるかもしれません。
これも値段との兼ね合いですね。

5.通信
無線通信に関しては通信業者間で規格が入り乱れており、まだ整理されていないのが現状と言えます。
というのも無線に関しては業者毎に利用可能な周波数が定められており、LAN回線のように規格統合はできません。
3G回線等は従来の携帯電話向けの回線でスマホ専用規格とは言いがたいですし、WiMAXも次世代規格とは言えません。
auは今年の7月に周波数整理を行うので次世代環境構築はそれからがスタートと言えます。
ソフトバンクの4Gができるなど次々と新しいサービスも始まっており、そういう意味では通信系はまだまだ「導入期」と言えます。

一方で有線LANの方はようやく10GLANのチップセット対応が見えてきました。
今までローカルLANは1Gbpsもあればデータ転送に十分対応できたため、それ以上のニーズは無かったのですが、SSDの普及やNASの普及に伴いデータ量と記憶媒体の速度向上によりニーズが高まってきたのだと予想されます。

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