アトラスよりキッズ向け鉄道カードゲームが今夏稼働!!
http://moebiuslink.com/blog/?p=1377
これを高く評価したい。
ポイントは二つ。
まず、ユーザーと二人三脚で動かしてきた、あるいはユーザーに対してソフトを売るBtoCの形態から、企業に対して商売するBtoBの形で動いたこと。
VRMはImagicが本当に対象としたいユーザー層は資金を持つ大人の鉄道ファン達だろう。
しかしVRMオンライン以降、導入の手軽さもあってか、若いユーザー層、特にパソコンにあまり詳しくない小中学生のユーザーが目立った。
ユーザーが増えることは好ましいが、Imagicとしてはお金を稼がなくてはやってられないので、拒みはしないものの、現状を打破する「何か」を待ち望んでいたことは想像に難くない。
そこへ来て今回の幼児向けアーケードゲーム機への協力は正に願ったり叶ったりの進出だったと思える。
また、Imagicが直接経営するのではなく、3Dデータの提供などで落ち着くと思われるため、利益はともかく、非常にリスクは低いと思える。
二つ目はVRM用に作成した3Dデータを同ゲームのレイアウター&ビュワーの中だけに縛られず、純粋な「資産」として出力したこと。
VRM内で表示できる超精密なポリゴンデータは今までゲーム内でのみ参照でき、副次利用としては画像・動画、あるいはAR(拡張現実)といったものでしか出力されることはなかった。
しかもそれをやるのは主にVRMユーザーであり、Imagicもユーザーもそれらで金銭を稼ぐことはできなかった。
だが、今回は過去に作成したデータを違う形で出力したことで(今回はカードの絵だけなのか、アーケード個体のゲーム素材も含むのか不明だが)手間暇はほとんどかけることなく、収入源を確保できたことになる。
今後も超精密ポリゴンを唄う3Dデータという膨大な資産をImagicがどう運用していくのか非常に楽しみである。
デパートで見つけたらやってみたいけど死ぬほど恥ずかしそうだ。(笑