特に性能に不満無く使っていた「
Xperia 10 III」でしたが、在宅なら3日間ぐらい放置していても問題なかった電池持ちが2024年の秋頃から急激に悪くなり、ほとんど触らなくても1日で70%以上消耗するようになりました。
バッテリー使用量を見てもどのアプリがバッテリーを消費したか認識できておらず、再起動しても症状が変わらなかったのでハード起因かなと思い、これ以上症状が悪化する前にバッテリー持ちのためだけに本体を買い替えることにしました。
前回同様にauオンラインショップからXperia10の最新機種を購入しようとしたところ、現行機種で契約していた3,278円/月の
「auピタットプラン」がサービス終了していたため、新しい契約に更新する必要がありました。
在宅メインだと月1GB程度の通信量で済むため、最安値の契約で良いのですが、契約可能な「
スマホミニプラン+」は料金が1GBまでで4,708円/月、少しでも1GBを超えると6,358円と大幅値上がりしていたため、これ以上auと契約を続ける気が無くなりました。
そこで、SIMサービス自体を「
Povo」に切り替えることにしました。
auのサブブランドであるためauのスマホが動作保証されていること、auからの切替がMNP不要で手軽にできること。
そして何よりの決め手は料金が先払い・プリペイド式で、期間限定販売ながらも「
12GB(365日間)5,800円」という平均で1GBを483円/月で使える格安価格が魅力です。
順番としては、以下の3ステップで対応しました。
1.現行機種でauからpovoに回線切替え
2.SONYストアで「Xperia 10 VI」を購入し、家のWi-Fiを利用してデータ移行
3.「Povo」でSIMカード(eSIM)再発行(機種変)手続き
「
Xperia 10 VI」もauショップで購入するよりSONYの直販で購入するほうが5千円ほど安かったです。
povoの動作対象リストには記載されていませんでしたが結果的には何事もなく動作しましたし、今後auやpovo(KDDI)回線以外でも本体を使い回せます。
端末認証などの銀行アプリを入れ直すのに時間が掛かりましたし、写真データ等もまだ完全に移行できていませんが、電池持ちも1週間ぐらい放置できるぐらいで、回線費用も39,336円/年から5,800円(1年間)と劇的に減ったため、まずは一段落というところです。
回線費用は来年以降値上げされたりdocomoのようにサービスが短命で終了したりする可能性もありますが、その都度都度最適な契約にしていくだけかなと思います。
歴代スマホ比較表です。
今回と前回の差はせいぜいCPU性能ぐらいでメモリ含めて劇的な変化はありません。
2010年代のスマホは需要に迫られて2000年代のパソコンのような性能飛躍が進みましたが、微細化も最適化も5G対応も一段落して2020年代の端末性能向上は停滞気味です。
一方で為替や世界情勢の影響などで携帯端末の値段も価格帯問わず上昇しており、今回のようにバッテリー持ち改善のためだけに機種変しなければならないのは何とも言えない感じです。
回線切替え前と切替後のバッテリー消費量比較。
バッテリー消費速度に物凄い差がある。
通信量は消費していなかったので、内部でアプリ以外の何らかのコア処理がブン回っていたと思われる。
もったいない気分です。
かと言ってアプリデータ引き継ぎや端末認証系アプリのせいで、端末初期化も機種変以上にハードルが高いので、パソコンみたいに気軽に初期化できないのが難点です。
携帯端末ももっと高寿命化して欲しいですね。