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slack diary

鉄道模型シミュレーター(VRM)を紹介するホームページ「CaldiaのVRM Room」の更新情報と、Caldia本人の日常ぐだぐだ日記。

一言感想

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一言感想

VRM冬景色レイアウトコンテストの私評です。

1.さっぽろ雪まつり - hirochi氏
地形テクスチャーの組み方は上手い。賑やかさも良く演出されている。そしてオマケの地下鉄の仕掛けは思わず驚いてしまった。(笑)
地上がメインであるならば起動直後は地上で一番見てもらいたい場所を映すカメラに視点移動させると良いと思う。最初から地下鉄の外回りに視点があると、どんな作品か把握しづらい。折角のVRMなのだから地上にも列車か車両の一部は配置して欲しかった。
(例えば雪祭り用に食堂車が使われているとか、大量の雪を運ぶために貨車が使われた設定とかは面白そう?)

2.Separate Ways - zio氏
スイッチバックを織り交ぜた自動運転レイアウトにポイントと連動した信号機器を組み込むなど非常に作品としてまとまった仕上がりの一品。レイアウト周囲に利用用途のよくわからないレール類があったのが気になったが、改めてレイアウターで確認すると、どうやらカントレールなどのレールを所持していればレールを交換することで本来の姿を拝むことが出来るようになっているようだ。信号機器が無くても動作したり、レールを組み替えることが出来たりと、こういったカスタム性はパーツ単位での販売が主流になってくる今後にとって重要な要素になってくるのではなかろうか。

3.雪の降る町 - タケタケ氏
・20m四方の白銀の世界に列車が縦横無尽に走り回るレイアウト。個人的な見所は橋の上に作られた駅ホーム。複線部分より単線区間の方が作り込んでいたと感じられる。今後の課題としては端っこの処理部分。折角広大なレイアウトスペースを利用しているのだからフレキシブルなんて使わず、大きな円を描くなどしてターン部分もレイアウトの一部に組み込むと良いだろう。

4.『雪国』~トンネルを抜けると・・・~ - ポンスケ氏
・山を隔てて2つの景色を楽しむことが出来るレイアウト。ストラクチャーもレール周辺に固められ、レールもただ楕円に敷かれるのではなく、多少の凹凸を含み、更に南側に風景用として列車を走らせる試みも見受けられる。作品製作の技術としては十分毎年のレイアウトコンテストに通用するレベル。あとは、トンネル内に架線を引くことぐらい。

5.北の大地 - 十衛門氏
・・・これに関しては申し訳ないながらもノーコメントで。ダウンロード先の画像を見る限り、野山をディーゼルが走る姿を見れそうなのだが、
・TOMIX追加キット1
・遠景用樹木(秋冬)
・トンネルポータル(TOMIX規格フレキシブル)
これらのパッケージを所持していないため禿げ山に建物がある程度しか確認できず。残念。

6.お座敷レイアウト - スカイツリー氏
・お座敷レイアウトです。ハイ。紛う事なき畳の上です。ただ唯一残念なのは冬と感じさせられるのが背景のみだったので、どうせならコントローラーパックやケーブルの他にも囲炉裏とか石油ストーブなども頑張って作って欲しかった。ちなみにファイルサイズが半端無く大きいのは背景が原因。圧縮公開をしないのであればPNGファイルを使わないとしんどいなぁ。(スカイツリー氏の責任じゃないです。念のため)

7.炭鉱鉄道の冬 - junichi氏
・レイアウトを観賞用作品として仕上げた究極形。I.magicはこれを使ってスクリーンセーバーかベンチマークを作るべきだと思う。つーか誰か作って。(笑)

8.イメージ日本海 - さとし・F氏
・走るビネット。起動した直後、波がドップラー効果でかなり違和感が出ていた。3D音源のチェックを外すと音量は距離に対して減少しないので音源自体は1個で大丈夫。(もちろん切れ目は目立ってしまうが)
レイアウト全体の作りも特に問題は無し。強いて言うならレイアウトの特徴となるようながものが一つ二つあると作品としての仕上がりはより印象深くなるはず。

所見とか
今回のレイアウトコンテストの優勝者はダウンロード数で決めるらしいので一体結果がどのようになるか不明だが、個人的に今回の作品に順位を付けるのであれば・・・

1位 『雪国』~トンネルを抜けると・・・~
2位 Separate Ways
3位 炭鉱鉄道の冬

で、あるかな、と。
Separate Waysは遊ぶユーザーに対する配慮のためにあえてカスタム性を付け加えたことにより、画竜点睛を欠く、というか単一の作品としての完成をやめてしまったと、私はどうしてもそう感じられてしまう。もし、作品として提出するならば全パッケージが必要なレイアウトをコンテストに出展し、後にスターターキットだけでも運転可能なレイアウトを追加で出す、といった方法がベストだろうと思う。(これに対しては正解なんか無いと思うのであくまで個人的感想、として)
炭鉱鉄道の冬は作品の完成度はぶっちぎりで賞賛できるが、ことVRMとしての括り、つまり開発者がVRMを使用して作るレイアウトとして想定された構成としてはやや例外的な位置であることを考えるとこのような結果になった。ただし、先に述べたように動画・ベンチマーク・スクリーンセーバーなどをはじめとした、VRMに捕らわれない形であるならば十二分に評価できる作品と言えるだろう。

以上、レイアウトコンテスト『VRM冬景色』の感想でした。
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コメント

1. 無題

スカイツリー氏の所なんですが、氏によればテクスチャーの設定はボクのスクロールを使って頂いたらしいんですが、やっぱりコレは僕の責任なのでしょうか?

VRMのスクリプトウィザードではPNGファイルを読み込んでくれないような様なのですが、こっちなのでしょうか?

2. 無題

手元にそのスクロールがないので何とも言えないのですが、背景自体はSetSkyImage命令で画像を認識させていますよね?
スクリプトウィザードがPNGファイルを認識できないのはVRMの仕様なので仕方ありません。
ただ、手動でSetSkyImageを使うとちゃんとPNGファイルでも4096*1024サイズでも背景として認識してくれるので、やろうと思えばファイルサイズをもっと小さくできるよ、ってことを言いたかっただけです。
別に「画像は全部PNGにしなければならない」ってことでも無いし、大きな問題でもない(強いて言えばネット回線の遅い人がダウンロードしづらい)ので責任なんて感じなくても大丈夫です。私の呟きってことでご理解ください。(笑)

3. 無題

返信、ありがとうございました。

そのウィザード自体はSetSkyを書き込むだけのごく簡単なスクロールなので、スクリプトは大丈夫です。

やはりVRMの仕様として仕方が無いのですね。少し安心しました。

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