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slack diary

鉄道模型シミュレーター(VRM)を紹介するホームページ「CaldiaのVRM Room」の更新情報と、Caldia本人の日常ぐだぐだ日記。

VRMNXのビュワー設定検証

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VRMNXのビュワー設定検証

VRMNX車両カタログ」を作成した際、太陽角だけ良い感じに設定して他の設定は特に触りませんでしたが、折角の機会なので車両カタログを作成したレイアウトを使ってレイアウターのパラメータを弄った時にどう見え方が変わるのか検証してみました。

太陽位置(緯度):45度・37度

太陽角をずらした比較です。
左が45度、右が37度です。
37度の方が全体的に明るく、色が暗い車両は見やすくなり、ステンレス車両も反射によりメリハリが効きますが淡色系の車両は影の部分が若干侵食されて白とび気味になります。
車両カタログは標準45度で撮影していますが、ステンレス系の車両は37度に設定しています。
下記の比較画像は45度を基準にしています。


天候:曇り


天候を標準の「晴れ」から「曇り」にしたものです。右側は「曇り」の状態で更に太陽角を6度にしています。
曇りにした場合、影がほとんど消えてしまうためVRM4と同じような見え方になります。
床下機器等は綺麗に見えるものの、陰影が消えてしまうためノッペリとしたイメージになります。
車両先頭の下面など、完全に白で塗りつぶされているように見えます。
折角のシャドー効果が消えてしまうため、車両カタログでは採用していません。


フォグ無効(0.0)



485系の画像はミスったので除いてください。
フォグは遠景が霞むように表示されるもので、色の濃淡だけで遠近感を表現するものです。
車両含めて全体的に明るくなり、背景も灰色だったものが天球テクスチャ原色の白にはっきり表示されます。
車両との境界も影でくっきり見やすいのがポイントです。
車両本来の表現色に一番近いと思われるため、正直フォグ無効で撮ればよかったなーと思ったりしますが、白系車体の影陰影は太陽角37度よりも白とびが激しいため悩ましいところです。


ブルーム無効(0.0)



ブルームはVRM5から登場した表現で、明るく光っている箇所を眩しく見せるエフェクトの一種です。
サンプル車両では電気機関車の窓枠周辺でアンチエイリアスのようなぼかし効果が入っているのが分かります。
側面系では分かりにくいですが、新幹線など白系の滑らかな曲線で構成されている部分でより顕著に表示されます。


ガンマ補正:0.8・1.2



ガンマ補正は色の差分を増減(ひずみ)させるフィルタの一種です。
0.8だと全体的に淡く、1.2だと濃く映ります。
渋く見せたりメリハリを付けたい場合は若干ガンマ値を上げると映えるかも。


露出量:0.8-1.2



露出量は全体に明るさの増減を行います。
0.8は全体が暗く、1.2は全体が明るくなります。
全体を暗くすると黒潰しが発生し、明るくしてしまうと白とびが顕著に出てしまうため、ガンマ補正より使用する機会は少なそうです。


視野角(FOV):20度(距離250mm)・45度(距離120mm)・90度(距離60mm)



おまけでFOVも比較してみました。
上からFOVが20・45・90になります。
FOVが大きいほど視野も広がりますが、歪みが大きくなります。
今回は車両カタログで使う用に車両の大きさが同じになるよう距離を変えています。
FOV90は両端で歪みが生じており、近接撮影に向いていません。
車両カタログはVRMNX最低設定値のFOV20にしています。


このようにVRMNXではビュワー表現に関する設定が結構多くあります。
大半の方は撮影する時に外部ソフトを使用されると思いますが、VRMNX側でも対応できるエフェクトがあるので上手く組み合わせてみるのも良いかと思います。



2022/08/31 おまけ




V4時代V5時代の車両図鑑の画質を比較してみました。
なお、3Dモデルは変わっていないため、あくまで「ホームページに掲載している画質の比較」なのでご注意を。

V4でボヤケていた画質がV5で鮮明になり、NXではアップにすれば形式名まで読めるようになりました。
ファイルサイズはV4は40KB、V5は24KB、NXは94KBです。
V4はPNGファイルのためV5よりも容量が大きいです。
NXはオリジナルサイズだと200KBまで解像度を上げることが出来ますが、1000両以上掲載すると無料ホームページ上限容量の400MB近くまで到達してしまうため、今後の拡張性も鑑みて横1280pxのjpegへリサイズしています。
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