よく巷では「プログラミングはCとJava、どちらから始めたらいいですか?」と言う質問が出たりしますが、私は性急に習得しなければならない場合を除いて「まずHTMLを触ってみたらどうだろうか」と助言しています。
一つ目の理由ですが、HTMLはプログラム言語ではありませんが、コンピュータが使用する「言語」です。初めてプログラムリストなどを目にしたときは投げ出したくなるかもしれませんが、HTMLなどのマークアップ言語から「人工言語」に慣れておけば比較的抵抗感無くプログラムのソースコードに目を通すことができるはずです。プログラムは実行手順があっちこっち飛び回るようなモノもありますが、HTMLはどれだけ複雑になろうと絶対に上から下にしか命令が流れませんから目を通すのも簡単です。
二つ目の理由は導入が非常に簡単だからです。プログラムは基本的に「コンパイラ」なるモノが必要となりますが、このコンパイラの導入で躓いたのは私だけではないはずです。そして「コンパイル」の方法がわからず、またもや躓いたのはやっぱり私だけではないはずです。(・・・だよね?) しかしHTMLは、Webブラウザがあればそのまま実行することができます。コンパイラもコンパイルも、そしてコンパイルエラーもありません!!(ここ重要:笑) どんなヘタレなHTML文でも後ろに「.html」の拡張子さえ付いていればとりあえず何らかの反応があるので、コンパイルエラーで気力を削がれることがありません。
三つ目の理由はHTMLのサンプルコードの量です。インターネットエクスプローラを使っている人はこのページで右クリックして「ソースの表示」をしてみてください。メモ帳が開いて文字が出てきたはずです。それがHTMLです。このようにWebブラウザで見ることの出来る大半のページはHTMLで表示されています。「Webページが見つかりません」や「新しいタブを開きました」ですらそうです。このように表示サンプルはいくらでも転がっていますから適当に保存してファイル内の数字やフォントサイズを変えてみるとHTMLのことを知らなくてもどの文字数字がどんな働きをしているか簡単に知ることが出来ます。
またHTMLを習得していればXML言語の学習が非常にスムーズに出来ます。XMLは現在、非常に幅広い分野で使われており、ネットワーク関連のプログラムを作成するに当たって避けては通れない道になりつつあります。ですからHTMLをはじめに覚えてもそれが全く無意味になることは絶対にありません。
趣味などの軽い気持ちでプログラミングをやりたい場合、モチベーションは非常に大切です。特に二番目の理由で挫折した人も結構いると思うので、もし周りにプログラミングをしたいという人がいれば「まずHTMLがいいよ~」と薦めてあげてはいかがでしょうか。
1. 無題
squeak(言語の方)と、それに関連するマイナーっぽい言語を勉強している俺。
役に立つのかよ・・・
多分後々Cもやるけど。