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slack diary

鉄道模型シミュレーター(VRM)を紹介するホームページ「CaldiaのVRM Room」の更新情報と、Caldia本人の日常ぐだぐだ日記。

過去記事を振り返って

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過去記事を振り返って

年末にブログデザインを変更して過去の記事がバグってないかチェックした際に「将来予想」みたいな感じの記事も書いていたものを久しぶりに見ていました。
半分黒歴史みたいなものもありますが、10年前の予想が意外と当たってたり、実装されたりしてるものが幾つかあったのでちょろっと振り返ってみます。



VRM4はあと4年戦える

13年前の2007年に書いた記事。
> 次の世代のVRM5はDirectX10(もしくはそれ以降)ベースで開発されるだろう。
と書いたものの、VRM5(とVRM ONLINE)はDirectX9.0のまま(厳密には9.0cの特定アップデート以降)で内部設計もほぼそのままにシェーダーモデルのみアップデートされたものになりました。
実のところDirectX10とDirectX11完全対応ゲームもMicrosoft側でWindowsVistaの立ち上げ失敗やWindowsの32bit/64bit混在互換問題が足を引っ張りすぎて、ネイティブ対応のタイトル数は少なく、リアルに描画できるシェーダーに追加対応した程度で、DX9とDX10/11が選択可能なソフトが多かった印象でした。
結局VRM4はこの後4年間みっちり戦えた上、VRM5を含めたDirectX9対応のゲームは今でも普通に現役、と言った状態になっています。

Windows10が2015年の登場から既に6年、Windows7のサポート期限も切れて世の中の大半のPCが64bitのWindows10となり、ようやくVRMもDirectX12専用の「VRMNX」を出すことができるようになりました。
5とNXの画像を並べてみると表現に結構な差があるなと感じているので、VRMNXの今後の進化も楽しみです。



I.magicはそろそろVRM5の製作に着手したほうが良いと思う

2008年5月に書いた記事。
多分普通に操作してても何かで異常終了が出てしまうことにキレた時のなぐり書き。

結局VRM5は基礎システムをそのまま引きずって案の定バグ祭りもずいぶん続きましたが、OSの安定性と比例するように、最後期は異常終了なども少なくなった・・・と思います。(元に戻す祭りが危険度も期間も厄介でした。解決したのかも分からず)
なお、VRMNXはPythonの基礎的な構文エラー(半角スペース足りないとか!)でも瞬時に落ちるのでこのあたりはあまり進化してないようにも思える…。

まあ、SSDストレージになってからはVRM起動も数秒で出来てしまうので、「もう!」って言いながら再起動してる感じ。
定期的な保存も癖になるほどしている。
(ちなみに最新ビルド210でこの上書き保存をトリガーに落ちまくってる感じが。せっかく落ち着いたと思ったのに・・・)

けれどもやっぱり何だかんだでVRMユーザーは飼いならされている気がします。(笑)



こういう展開は商売的にどうなんだろ?

2007年2月の記事。

言わんとするところは、
・ビュワーだけの「機能限定版」と限られたパーツの「体験版」を公開してはどうか
という内容でした。
VRM4の頃はパッケージ販売のみで体験版も特になく、パッケージを持たない人がVRMの高画質モデルを確認するにはV4チェッカーかWebにアップされている画像情報を見るしかありませんでした。(この頃はyoutubeも10MB程度のブロックノイズ動画が精一杯)
それを受けて上記の提案を書いたものです。
これは後年「VRM ONLINE」や「VRMNX」でスターターキットが提供され、ビュワーのみの機能限定版はスマホアプリの「鉄道模型シミュレータークラウド」として公開されるという現実になりました。
(一時期スマホアプリ版は公開が止まっていましたが再開しています)
以前と比べると試せる窓口が広くなったことは歓迎できます。
問題があるとすると体験した後にどうすればいいのか戸惑ってしまうユーザーが少なくないことぐらいですかね…。


他のエディタもあるぜよ

「VRM4のスクリプトを書く時に強調とか配色(シンタックスハイライト)が無いので外部エディターとかで書きたいんだけど」問題。
VRM5ではそのままでしたが、「VRMNX」のPython化でついに解決されました。

VRMNXでは内部エディタでもシンタックスハイライトが効きますし、コードそのものを外部ファイルに書いてimportもできるので好きなPythonエディタを使えます。
外部エディタでは個人的にVisual Studio Codeがおすすめです。
Pythonや他の言語もいけますし、ホームページのMarkdownもプレビュー見ながら書けるほか、普通のVisualStudioよりも軽量です。



コピーレフトな考え

コピーレフトな考え方は昔から議論され続けていますが、昨今はクラウドサービスでのリソース共有化が容易になり、githubをはじめとするOSSのコミュニティも成熟してきたため、一定の答えが見えてきたように思えます。

公開ライセンスの種類は幾つかあるため各自で確認して頂きたいですが、毎回どうするかを考えるのではなく、アップロード本人がデファクトスタンダードのライセンス形態の中から適用したい種類を決めて提示できる、更にそれを公言できるという仕組みは良くできていると思います。

「VRM写真ブログ」構想はAKAGIさんのサイトにあるTwitterのタグを抽出する機能でうまいこと回ってる感じがしますね。
また、Discordコミュニティにあるスクリーンショットチャンネルでも投稿が溜まるようになっていて、そちらもいい感じに回ってると思っています。

ところで上記のgithubですが、ブランチやプルリクエストのシステムも含めて、VRMレイアウトを共同制作したりする基盤として大変有効な気がします。
うまくルールを作って利用してみたいところです。
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